『仕事』
(2014年執筆)
大学を卒業してすぐに、大阪信愛女学院(中学校・高校)に就職しました。カトリックの女子校ということで、今までとは違った空間で生活をすることになったのですが、異文化好きの私にとっては、毎日が新鮮で、1年目(高校所属)は楽しい時間を送ることができました。2年目・3年目になるにつれて、部活動の顧問や学級担任を任されるようになり生徒指導の難しさというものを感じるようになりました。
信愛に勤めてから、16年目(これまで中学で9年間・高校で7年間所属)になりますが、中1・中2・中3そして高1・高2・高3と中学と高校全ての学年の担任をさせていただいたことは、私にとって貴重な経験となっています。「体育大会・かるた大会といった学校行事で優勝したクラス」「自分の進路実現に向けて受験に一生懸命取り組んでいたクラス」「卒業してからも毎年同窓会をして語り合えるクラス」など今まで12のクラスを担当させていただいたのですが、どのクラスもそれぞれのカラーがあり、印象に残っています。
今思うと、特に20代後半の3年間というのは、仕事における私の基礎作りの時期であったと思います。この3年間は様々な学校行事やイベントの企画をさせていただいたり、説明会や全体朝礼等で司会をさせていただいたりと、色々な場を経験させていただきました。そしてこれらの仕事をやり切ることで、仕事における自信を持つことができたように思います。
20代の仕事で印象に残っているのは「卒業式の司会」で、無事その仕事を終えることができた時、ほっとした気持ちと充実感で胸がいっぱいになったのを覚えています。他にも文化祭での学年生徒全員による英語劇や職業体験学習の企画・実施など、印象に残っている仕事はたくさんあり、それら全ての経験が今の私をつくってくれているように思います。
また最近では、カトリック学校の教員養成会や近畿カトリック学校養成塾のスタッフとして、学外の先生方と関わらせていただくことも多く、こういう機会を通して、たくさんの先生方と分かち合いの時間をもつことができるのは、幸せなことだと感じています。これからもこの関わりを大切にしていきたいと思います。
これからも仕事を通して、自分自身がより成長していけるよう、全力で頑張っていきたいと思う今日この頃です。