『大学時代』
(2014年執筆)
大学を卒業し15年以上が過ぎましたが、大学時代を思い出すと、今でも楽しい思い出がたくさんよみがえってきます。大学での授業・海外セミナー・Free Guide Club(京都の社寺でのボランティアガイド)・学園祭など数えだしたらきりがありません。アルバイトはマクドナルドの店員・郵便配達・家庭教師などを経験させていただいたり、ビリヤード・映画鑑賞・お寺まわりにはまっていた時期もありました。何かの縁があって、雑誌やテレビに出演したのもこの頃で、大学時代は自分の好きなことに没頭できた時であったように思います。
大学時代、特に印象に残っていることを一つ書きます。それは、私が2回生の時、大学の先生や仲間とエジプト・イスラエルに旅行したことです。その当時、私はアラビア語や異文化というものに興味があったため、エジプトに行くことに憧れをもっていました。実際エジプトに行くと、日本と異なることがよくありました。例えば、日本では電車は定刻どおり駅に到着するのですが、エジプトでは時間通り到着することはありませんでした。また、エジプトには定価がないため、何か物を買う時は値段交渉をしなくてはいけませんでした。時間の感覚の違いや定価の有無は、ほんの一例ですが、エジプトと日本とは異なる点が多く、またその違いがその時の私には新鮮で、毎日わくわくしていたのを覚えています。今となってはかけがえのない素敵な思い出となっています。
また、大学では多くの先生にお世話になりました。なかでも私が4回生の時に「教育実習」という授業で担当していただいた先生には、大変お世話になり、今でも年に何回かお会いしています。その先生には私の結婚式の時に、ご挨拶をしていただき、また式の余興では歌を披露してくださいました。退職されてからも前向きに毎日を楽しんでいるお姿は、本当に魅力的であり、私もそうありたいなあと感じています。
大学時代の4年間は、夢のような世界であり、いつまでも心の中に残っていることだと思います。