『アメリカセミナー』
(1997年執筆)
参加時期:1997年8月2日~9月2日
「日本文化を伝えよう」との思いで出発したアメリカセミナー。関空からロサンゼルス、デンバーを経由してテキサス州サンアントニオに着きました。テキサスは昔のスペインの名残が漂い、道路標識にも英語とスペイン語が並び、町の中心を流れるサンアントニオ川沿いには多くのお店が建ち並ぶなど、メキシカンムードも満喫できます。初日は大学の寮で泊まり、次の日にホストファミリーとの出会い。どんなホストファミリーなのだろうかと、この瞬間がセミナーのなかで一番ドキドキします。アメリカセミナーのホストファミリーは、両親と子供3人で、とてもフレンドリーな家庭でした。ホストマザーとは、出会った初日から日米の文化の違いについての話で盛り上がり、大変充実した時間を過ごすことができました。
テキサス大学ではグループ学習が多かったのですが、授業で“A time to kill”という映画を見た後、現在でも残っている差別問題についてディスカッションしたことが特に印象に残っています。このディスカッションを通して、誤ったイメージをなくすために、お互いがお互いを知ることが大切であるということ、そしてコミュニケーションこそが真の異文化間理解の手段であるということを再認識することができました。
また、テキサス大学での最後の授業には“final project”として、3~4人のグループで何か一つトピックを決めてプレゼンテーションをするという時間がありました。私達のグループは「宗教」をとりあげ、日本人とアメリカ人の宗教観の類似点と相違点を発表しました。
テキサスでの語学研修の後、ボストン、ワシントンD.C.、ニューヨークを訪れました。なかでもニューヨークはエキサイティングな場所で、高層ビルが建ち並び、いたるところでストリートショーを見ることができました。また、メトロポリタン美術館へ行ったり、本場のミュージカルを鑑賞したりと私自身充実した日々を送ることができました。素敵な国、アメリカ!将来もう一度行ってみたいです。
<良き出会い、良き経験の場>
3回の海外セミナーに参加して思ったことは、何事にもチャレンジ精神を持って自分の世界を広げていくことの大切さです。良き出会い、良き経験というものは、チャレンジ精神とポジティブな姿勢を持った人に多く巡ってくるものだということを体で感じました。これからも、この姿勢を忘れずに、自分の人生を切り拓いていきたいと思っています。